第3部 魔人咆吼して 逢魔ヶ刻迫まる
1572年
1月 封牙舞 主力部隊を再編成
軍団長 目標 政治顧問 軍師
封牙舞 甲信越方面攻略 御巫綾冬 竹中半兵衛
主な所属武将
夕凪琴音、真神愛美、柴田勝家、鈴木重秀
軍団長 目標 政治顧問 軍師
榊原小神 近江方面攻略 細川藤孝 高坂昌信
主な所属武将
水無月瑠璃、天風星鈴、簓葉十兵衛、可児才蔵、前田玄以
軍団長 目標 政治顧問 軍師
夕凪七海 四国攻略   隣野みゆき
主な所属武将
本多忠勝、筒井順慶、百道三太夫、荒木村重
2月 封牙舞 鈴木重秀が本願寺家に寝返る。
3月 毛利元就 天下を目指した毛利元就、病にて没。毛利隆元がその志を継ぐ。
本願寺顕如 封牙舞の領土で一斉に一向宗徒を決起させる。この果てなき連続的一揆によって尾張、岐阜の補給線が完全に断たれる。
以後各軍団はそれぞれの補給はできず、各自の采配で物資調達を余儀なくされる。
封牙舞 近江戦線「第二次小谷の戦い」勝利を目前にしながら補給不足と浅井長政の抵抗によって再び撤兵。
4月 御子神黄泉 野望尽き、各地を放浪していた武田信玄を説得し、三顧の礼をもって迎え入れる。
封牙舞 甲信越戦線「箕輪の戦い」館林の戦いに勝利、関東を伺う橋頭堡を確立させると、佐々成政らを守備隊長として迎え、舞軍団主力は上杉謙信との決戦に向かうため海津に戻る。
5月 封牙舞 近江戦線「第三次小谷の戦い」浅井長政を降伏させて軍門に下す。朝井家滅亡。蒲生氏郷、藤堂高虎、九鬼嘉隆が新たに軍団に加わる。
7月 封牙舞 簓葉十兵衛に内通をそそのかしにきた本願寺家の下間仲孝をその場にて斬る。
9月 封牙舞 近江戦線、朝倉を下し、滅亡させる。
10月 封牙舞 近江戦線、近江を完全に制圧。最後の総仕上げとして榊原小神軍団「能登・加賀遠征」に入る。
四国戦線、夕凪七海軍団、三好義興を四国上陸戦で討ち取る。
三好義興 三好義興、封牙家によって戦死、以後三好長逸が後を継ぐ。
11月 封牙舞 甲信越戦線、封牙舞と上杉謙信、正面から激突する「第三次上田原の戦い」
1573年
1月 毛利隆元 天下を目指した毛利隆元、病にて没。毛利輝元がその志を継ぐ。
2月 上杉謙信 封牙家の関東方面橋頭堡であった館林城を真田幸隆が攻め落とす。
3月 封牙舞 甲信越戦線、上田原を挟んで対峙していた上杉謙信と「第四次上田原の戦い」が勃発。引き分けに終わる。
近江戦線、榊原小神軍団遠征軍総力をあげて本願寺顕如の立てこもる御山御坊城に攻撃をかけるが敗北する、浅井長政、榊原小神も流れ矢によって負傷。「御山御坊の戦い」
4月 本願寺顕如 御山御坊から撤退する榊原小神軍団を追撃するものの「大聖寺の戦い」にて敗れる。
6月 封牙舞 甲信越戦線、4度にわたって対峙した上田原の戦いはついに痛み分けで終了。封牙舞も帰還する。
近江戦線「第二次御山御坊の戦い」を挑むが、本願寺と内通していた九鬼嘉隆が榊原小神本陣にて反乱を起こし、城からも総攻撃がかかる。本陣を守って孤軍奮闘した紫月織雅部隊が壊滅し、本人も一時行方不明になるものの、翌月無事に帰還する。
9月 封牙舞 甲信越戦線に所属する村上義清が、舞に看取られて天寿を全うする。
10月 封牙舞 近江戦線「第三次御山御坊の戦い」裏切り者九鬼嘉隆を発見した天風星鈴が、怒濤の騎馬突撃をかけ九鬼嘉隆を討ち取る。御山御坊城も陥落。これにより各地の一向一揆も自然消滅し、長きにわたって補給線を破壊されていた封牙家の「本願寺九年戦争」は終結する。家中には本願寺顕如を処刑する意見が多かったが、舞の説得によって傘下に入る。
甲信越戦線、再び上杉謙信と対峙「第五次上田原の戦い」
12月 封牙舞 近江戦線、遠征軍が最終目的地畠山家に到着、畠山義続を下して傘下におさめる。これにより長き遠征は終了し、中国戦線へとうつってゆく。
1574年
1月 封牙舞 主力部隊を再編成
軍団長 目標 政治顧問 軍師
封牙舞 越後方面攻略 御巫綾冬 竹中半兵衛
主な所属武将
夕凪琴音、真神愛美、柴田勝家、鬼小島弥太郎
軍団長 目標 政治顧問 軍師
榊原小神 北中国方面攻略 本多正信 高坂昌信
主な所属武将
天風星鈴、紫月織雅、前田玄以、鈴木重秀、藤堂高虎
軍団長 目標 政治顧問 軍師
簓葉十兵衛 南中国方面攻略 細川藤孝 蒲生氏郷
主な所属武将
浅井長政、本願寺顕如、可児才蔵
軍団長 目標 政治顧問 軍師
水無月瑠璃 四国方面攻略 木下秀吉 夕凪七海
主な所属武将
隣野みゆき、本多忠勝、筒井順慶、百道三太夫、荒木村重、片桐且元
4月 封牙舞 四国戦線「四国平定遠征軍」出陣。
5月 封牙舞 北中国戦線「北中国平定遠征軍」出陣。
南中国戦線「南中国平定遠征軍」出陣。
6月 封牙舞 南中国戦線、最初の難所姫路城を攻略する。
8月 島津貴久 天下を目指した島津貴久、病にて没。島津義久がその志を継ぐ。
9月 封牙舞 領土に大飢饉が襲う、民衆救済のために城の米を民に与るが、そのために各方面遠征軍への補給が凍結する。
10月 封牙舞 四国戦線、「天霧の戦い」にて三好青海、島左近連合軍と激突するが、補給不足から大敗する。荒木村重三好家に降伏する。しかし、本多忠勝の獅子奮迅の働きにより撤退に成功。この激戦でも彼はその身体に傷ひとつ負わなかったという。
11月 封牙舞 越後戦線、上杉謙信の懐刀となっていた真田昌幸の引き抜きに成功する。
12月 封牙舞 封牙舞、越後の平定に成功。以後軍団を関東に向ける。
1575年
1月 三好長逸 天下を目指した三好長逸、病にて没。三好義賢がその志を継ぐ。
封牙舞 四国戦線、天霧に向けて再進撃これに勝利する。島左近降伏、三好青海戦死。
2月 封牙舞 京都守備隊、足利義輝が独断で大軍を率いて、常に京を伺っている隣国波多野春通を攻めるが、明智光秀の前に大敗する。舞の制止も聞かずに翌月再進撃、再び大敗し、京の人心を大いに乱す。
3月 封牙舞 四国戦線、長宗我部元親を降伏させる、榊原康政、長宗我部元親を加えて進軍を進める。
京都守備隊、波多野軍明智光秀が京を攻めてくる、これはなんとか撃退するものの、そこに偶然にも舞が自重を促す書状を前田玄以に託して京に送っていた。将軍義輝はこの書状に激怒すると、前田玄以に波多野内通の濡れ衣を着せて切腹を命じた。後に「京崩れの乱」と呼ばれる騒動がここに始まる。
4月 封牙舞 南中国戦線、敵となった荒木村重が、鳥居元忠と共に姫路を攻めてくるが撃退する。
四国戦線、水無月瑠璃、木下秀吉が四国西南の独立勢力を説得で味方とする。
5月 毛利輝元 封牙舞四国遠征軍は長宗我部元親との決戦のため、四国南部にいた、当然そのまま西南の独立勢力を征伐にいくと読んだ毛利輝元は、少数精鋭軍をもって四国遠征の補給基地となっている北四国を強襲するが、瑠璃、秀吉の説得によって独立勢力は戦わずして降伏していた。このため主力軍は北へ帰還の途中であった。ここに不運な遭遇戦が勃発。毛利の一番長き日が始まる。
奇襲の為に少数で進軍していたことが全くの裏目に出て、夜の遭遇戦による混乱の末、毛利輝元もついに戦死する。
6月 宍戸隆家 毛利輝元死後、跡目を巡って水面下の戦いが始まり、宍戸隆家がひとまずその地位につく。
封牙舞 京都守備隊、足利義輝が急遽大軍を率いて三度目の波多野攻めを行い、これに勝利する。舞の密命を受けていた武将が本当に前田玄以に内通の事実があったのか探索をはじめようとするが、義輝は突如城を失火と見せかけて全てを灰にしてしまった。
また、波多野に関わった武将から女子供まで全て切り捨てた。明智光秀は姿をくらます。
7月 封牙舞 南中国戦線「天神山の戦い」に勝利。一度は敵になっていた荒木村重も帰参を許される。
8月 封牙舞 北中国戦線、遠征軍、山名家を滅亡させさらにその駒を進める。
9月 封牙舞 関東戦線、舞の「関東三路遠征作戦」が開始される。この数ヶ月関東の有力武将に内通を約束させていた遠征軍は三路から同時進行を開始し、3ヶ月で9つの城を陥落させる。結城家、宇都宮家滅亡。
11月 封牙舞 舞、下総管領となる。
12月 松永久秀 主家三好を見限り、城を手土産に封牙舞の傘下となる。
封牙舞 京都守備隊、波多野滅亡後行方不明となっていた明智光秀を足利義輝が配下とする。
1576年
1月 封牙舞 関東戦線、夕凪琴音、御巫綾冬を中心とした別働隊が北条家の小田原城を目指して出陣する。
2月 封牙舞 四国戦線、四国の覇権をかけた最後の戦い「湯築城の戦い」が宍戸隆家(旧毛利)との間に勃発する。
跡目相続で家中からも孤立していた宍戸隆家の元に、本州中国地方からの援軍はいっさいなく、宍戸隆家も戦死する。
本州に残留した旧毛利は、吉川元春の指揮によって再結集、以後吉川元春が家を継ぐ。
封牙舞 北中国戦線、鳥取城を攻略、遠征軍はさらにその駒を進める。
封牙舞 京守備隊、足利義輝が、封牙舞の名前をつかって各地に威圧的な書状をばらまく。島津、龍造寺、上杉、佐竹、北条がこの書状に怒って封牙家に対する敵対心を高める。しかし、同盟国神保家は、この威圧に恐怖を感じて封牙家の傘下となる。同盟国に対するこの威圧がさらに諸国の敵愾心と警戒心を強めることとなる。
3月 封牙舞 四国平定終了。武将に論功が行われた。中でも際だった働きを見せた武将には家宝が与えられた。
水無月瑠璃に「水軍戦法要領」
隣野みゆきに「国司茄子(茶器)」
本多忠勝に「鬼芦毛(名馬)」
4月 封牙舞 京の将軍足利義輝に直談判するために、舞は京へ向かう。
5月 封牙舞 南中国戦線、赤松家を滅亡させ、さたに遠征軍を進める。
吉川元春 封牙家が尼子家の月山富田城にむけて出陣するが、突如現れた吉川元春の本隊が数日先んじ、この要所を奪い取る。尼子家滅亡。
6月 封牙舞 北中国戦線、北中国の覇権をかけた月山富田城の戦いが始まる。規模は小さいものの、恐ろしく鮮麗された郭による攻撃で敗北する。
封牙舞 関東戦線、夕凪琴音、御巫綾冬による別働隊が小田原城に到着「小田原の戦い」が勃発する。この間北条軍は籠城か野戦かと軍議が繰り広げられていたが結論が出ず「小田原評定」と言われる。
中途半端に籠城軍と野戦軍にわかれた北条は各個撃破され、堅固な城をまったく生かせずにあえなく落城する。
7月 封牙舞 足利義輝、急遽近隣から物資を輸送させる。
入京寸前の舞が刺客に襲われるがこれを撃退する。
8月 足利義輝 足利幕府の行く末を危惧した義輝、ついに舞暗殺を実行に移す。宿舎として舞がいた本能寺を強襲。義輝の決起を察知した京都在住の平岩親吉と、御巫綾冬からの書状によって義輝に警戒していた山内一豊が本能寺に駆けつけ舞に異変を告げる。寸前で本能寺脱出に成功した封牙舞であったが、平岩親吉、山内一豊は逃げ切れずに本能寺にて死す。京は大混乱に陥り、義輝派と舞派にわかれての決戦となる。この戦いの中で義輝派の明智光秀は流れ矢にあたって戦死。この一連の事件を「本能寺の変」と呼ぶ。
9月 武田信玄 御子神黄泉の宿将となっていた武田信玄が突然封牙舞の元を訪ねる。彼はすでに死病に取り付かれていた。封牙家の武将となっている息子武田勝頼に名馬「黒雲」を託すと、数日後に息を引き取った。信玄はもとより、敵軍にいる息子に死を看取ることを許した御子神黄泉の武将としての評価が高まる。
10月 足利義輝 足利義輝自害。最後まで降伏を進めていた舞にとって痛恨の結末であった。この後彼女は「将軍殺し」という結末に悩まされる。「京崩れの乱」はここに終了する。
封牙舞 北中国戦線「第2次月山富田の戦い」要害と吉川元春、吉川元長、山中鹿之助、吉田虎次郎達の指揮によって、完敗。高坂昌信、鈴木重秀が戦死する。
南中国戦線「鶴首の戦い」京の動乱によって遠征軍の志気が低下、荒木村重の2度目の裏切りもあって鶴首にて遠征軍は壊滅的敗北。一時後退して再起をはかる。
11月 封牙舞 関東戦線、里見家を降伏させる。関東の雌雄は決したと見た舞は主力軍を中国地方に派遣する。
12月 封牙舞 数ヶ月前に四国から出航した水無月瑠璃軍団水軍艦隊が南九州攻略に入る。種子島を攻略する。
1577年
1月 三好義賢 鶴首の戦いにて封牙家を破り、逆襲の準備にかかっていた三好義賢が突然病にて世を去る。十河存保が後を継ぐ。
2月 黒田官兵衛 主家三好義賢の死を転機に封牙家に寝返る。
4月 封牙舞 南中国戦線、武田勝頼、松平信康、竹中半兵衛、真田昌幸の援軍を得た簓葉十兵衛軍団が再進撃「第2次鶴首の戦い」にて十河存保を破る。
5月 封牙舞 北中国戦線「第3次月山富田の戦い」夕凪琴音、御巫綾冬、真神愛美、柴田勝家、井伊直政の援軍を榊原小神軍団であったが、30日戦って決着はつかず、以後連続攻撃に入る。
7月 封牙舞 南九州戦線、水無月瑠璃の水軍艦隊が上陸戦に突入する。島津の鉄砲、大砲の前に上陸部隊前線が崩壊する。一時撤退した後、本多忠勝の提案によって残された食料を海に捨てて、背水ならぬ「背海の陣」を張り、二次上陸戦を挑む。この決死の戦いによって島津家の島津義久は戦死、島津義弘が跡を継ぐ。
9月 封牙舞 関東戦線、主力を中国地方に向けて手薄となっていた関東に佐竹軍が侵攻するが、舞に撃退される。
12月 封牙舞 京守備隊、京崩れの乱の影響によって伏見地域が物資不足に陥る。
1578年
3月 封牙舞 北中国戦線「第3次月山富田の戦い」が8ヶ月の長き時間と多大な犠牲の末勝利する。この8ヶ月、遠征軍を3隊にわけて、交代で攻撃を仕掛けるが、大要塞と吉川元春、吉川元長(この戦いで戦死)、山中鹿之助、吉田虎次郎に加えて後藤又兵衛の援軍も加わりあらゆる猛攻を防いでいた。その団結も固く、あらゆる工作、内通も通じず、一時は撤退も覚悟していたが、ついにその激戦も一応の終止符が打たれた。
4月 御子神黄泉 越後の封牙領に進入、坂戸城を陥落させる。
5月 封牙舞 北中国戦線、吉川元春、山中鹿之助、吉田虎次郎、後藤又兵衛が月山富田奪還の為に出陣するが、その隙に中国地方の各支城を陥落させる。
吉川元春 月山富田奪還部隊が夕凪琴音、御巫綾冬、真田昌幸、柴田勝家によって撃退される。残存兵力をまとめて福光城に集結。
6月 封牙舞 北中国戦線、榊原小神、天風星鈴、真神愛美、紫月織雅が吉川元春の立てこもる福光城を陥落させて降伏させる。
封牙舞 南中国戦線、黒田官兵衛、竹中半兵衛、宇喜多直家が吉川家の残存勢力を説得で下す。
7月 封牙舞 北、南中国戦線の全行程が終了する。主な武将の論功は。
簓葉十兵衛に「宗三左文字」
竹中半兵衛に「金小札色々威」
榊原小神に「瓶通槍」
天風星鈴に「三好粉吹」
真神愛美に「皆朱槍」
紫月織雅に「陰徳太平記」
御巫綾冬に「伊勢物語」
夕凪琴音に「千鳥の香炉」
柴田勝家に「柴田井戸」
真田昌幸に「笹の葉」
9月 封牙舞 御子神黄泉との決戦の為に、各軍団長を集結。初戦で佐竹を敗って滅亡させる。
第1部 1560年 魔王地に墜ち 新星尾張に舞う
第2部 1565年 山城に旗靡き 四面に奔走する
第3部 1572年 魔人咆吼して 逢魔ヶ刻迫まる
第4部 1579年 天下一統され 逢魔ヶ刻来たる
第5部 1583年 秋風に木葉舞 冬風に雪散りぬ
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